【脱・売上ゼロ】コーチ・コンサルの「高額商品一本足打法」は危険?成約率を劇的に上げる「松竹梅」戦略
オンラインで起業する際、初期費用がかからないコーチやコンサルタントとして活動を始める方は非常に多いです。しかし、多くの人がぶつかる壁があります。それは、**「高額なバックエンド商品しか持っていないため、売上が『0か100か』になってしまう」**という問題です。
一生懸命セールスをしたのに、結局買ってもらえず売上ゼロ……そんな日々が続くと、精神的にも辛いですよね。
今回は、そんな「失注」を減らし、安定した収益を作るための具体的な商品戦略についてお話しします。
1. 「バックエンド一本」のリスクと疲弊
起業塾などでは、「高単価なバックエンド商品(数十万円〜のコンサル契約など)を作り、それを売る」という手法が教えられがちです。
もちろん、それが売れれば大きな利益になります。しかし、現実はそう甘くありません。 例えば、1回1時間半〜2時間かけて個別相談を行い、1日に5件こなしたとしても、1件も成約しなければその日の売上は「ゼロ」です。
これを毎日繰り返すとどうなるでしょうか。心も体も疲弊し、「もう続けられない」と挫折してしまう人が後を絶ちません。収入源が一つしかないと心に余裕がなくなり、無理な売り込みや危ない手法に走ってしまうリスクさえあります。
だからこそ、「売上ゼロ」を回避するためのセーフティネット(別の選択肢)を用意しておくことが重要なのです。
2. 解決策:「半額プラン(ミニ・バックエンド)」を用意する
セールスの現場でよくあるのが、「商品は魅力的だし、サポートも受けたい。でも、金額的にどうしても手が出ない」というパターンです。
ここで「じゃあ、今回はご縁がなかったということで」と終わらせてしまうのは、非常にもったいないことです。相手もやる気になっているのに、お金の問題だけで断るのはお互いにとって不幸ですよね。
そこで提案したいのが、「半額プラン」の設定です。
半額プランの作り方
方法はシンプルです。既存のバックエンド商品の内容を調整して、価格を抑えたプランを作るだけです。
- サポート期間を短くする: 1年間のサポートを半年間にする。
- サポート回数を減らす: 月2回のZoomコンサルを月1回にする。
このようにサービス内容を調整して価格を下げれば、「高い方は無理だけど、このプランなら頑張れます!」という層を取りこぼさずに済みます。
たとえ満額の契約でなくても、ゼロよりは遥かにマシです。何より、相手の「やりたい」という気持ちに応えることができ、あなた自身も「時間を無駄にしなかった」という精神的な安定を得られます。
3. 「特化型プラン」でニーズに合わせる
金額の調整だけでなく、内容を細分化するのも効果的です。 全てを網羅した「オールインクルーシブ」なコンサルはいらないけれど、「ブログの指導だけしてほしい」「特定の部分だけ教えてほしい」というニーズは意外と多いものです。
- ブログ特化コンサルティング
- スポット相談プラン
このように商品を複数持っておくことで、相手のニーズに合わせて柔軟に提案(ダウンセル)ができるようになります。無形商品は在庫リスクがないため、プランを増やすことにお金はかかりません。
4. メンターの言葉よりも「自分の頭」で考える
起業塾などでは「安売りはするな」「高単価商品一本でいけ」と指導されることがあるかもしれません。 しかし、言われた通りにやって疲弊してしまっては本末転倒です。
実際、私の知人も「高額プランだけでやってくれ」と言われていましたが、独自に半額プランを作って提案したところ、そこから売上が発生するようになりました。
大事なのは、教わったことを鵜呑みにするのではなく、「自分ならどうするか」「目の前のお客様にとって何がベストか」を自分の頭で考えて工夫することです。
まとめ:選択肢を増やして、心に余裕を持とう
コーチ・コンサル業を長く続けるためには、精神的な余裕が不可欠です。 バックエンド商品だけでなく、デジタルコンテンツ販売や広告収入など、収入の柱を複数持っておくこともおすすめします。
もし今、あなたが「成約率が低い」「セールスが辛い」と感じているなら、一度ご自身の商品ラインナップを見直してみてください。 「0か100か」の勝負から降りて、柔軟なプランを用意するだけで、ビジネスの安定感は劇的に変わるはずです。
ビジネスを「釣り」に例えるなら、一本の釣り竿で大物(高額契約)だけを狙い続けるのは、釣れない時間が長く精神的にきついものです。仕掛け(プラン)を変えたり、網(コンテンツ販売)を使ったりして、確実に魚(売上)を得られる仕組みを作っておくことが、プロとして生き残るための知恵と言えるでしょう。