【マインドセット】日本の給料が上がらない本当の理由。「値上げ=悪」の価値観を捨ててビジネスを成長させよう
「日本の平均賃金は過去30年間ほとんど上がっていない」というニュースをよく耳にしませんか。給料は上がらないのに物価ばかりが上がり、生活が苦しくなっていると感じる方も多いでしょう。 この原因は政治の仕組みだけにあると思われがちですが、実は私たち日本人が無意識に持っている「価値観」にも大きな原因が潜んでいます。
今回は、SNSで見かけたある飲食店の動画から見えてきた、日本人のビジネスにおけるマインドセットの問題点と、オンラインビジネスにも通じる正しい価格設定の考え方について解説します。
1. 「30年間赤字」が称賛される日本の異常な風潮
先日、Instagramを見ていると、「30年間ずっと赤字です」「一切値上げしていません」という飲食店の動画が流れてきました。その動画のコメント欄は、「お店の人柄がいい」「応援します」「絶対に行きます」といった称賛の声で溢れていたのです。
確かにマーケティングとしては成功しているかもしれませんが、ビジネス的な視点で見ると違和感を覚えます。私はこれを見た時、「だから日本人の収入は上がらないんだ」と腑に落ちました。
日本では、「儲かっていないこと(身を削ること)が美しい」「値上げをしないことが正義」という風潮が根強く残っています。こうした「値上げ=悪」という人々の観念こそが、収入が上がっていかない大きな要因の一つなのです。
2. 値上げが「当たり前」の海外との違い
海外、例えば私が以前住んでいたカナダなどでは、新卒の年収が日本の30代・40代よりも圧倒的に高いという現実があります。 海外では、コストが上がれば遠慮なく価格に上乗せして値上げをするのが当たり前です。そして同時に、国が定める最低賃金もしっかりと上がっていきます。
カナダにいた当時も、数年の間で最低賃金がどんどん引き上げられていきました。それに対して国民が反発することもなく、「そりゃそうだよね」と受け入れられているのです。 物価だけが上がって給料が上がらない日本とは異なり、企業が適切に利益を出し、スタッフの給与に還元するサイクルが回っています。
3. 提供する側が潤わなければ、良いサービスは続かない
そもそも経営者として考えた場合、30年間赤字というのは会社としてビジネスモデルを見直すべき状態です。 どんなにお客さんに喜ばれていて店主の人柄が良くても、お店が潰れてしまったり、店主が精神的・肉体的に倒れてしまっては元も子もありません。
「少しでも儲けを減らすことが善」という考え方にとらわれ、お客様の反応を気にして値上げをためらう人は少なくないでしょう。しかし、提供する側がある程度潤ってはじめて、良い商品やサービスを継続して提供することができるのです。
4. オンラインビジネスでも「安売り」は卒業しよう
これは飲食店の話に限らず、オンラインビジネスやコンテンツ販売にも全く同じことが言えます。 駆け出しの頃は安い単価でサービスを提供していても、自分の実力やスキル、実績がついてくれば、当然サービスの質も上がるため、それに見合った金額へ値上げをしていくべきです。
しかし、「安売りすることが正義」「儲けることは悪だ」というメンタルブロックがあると、自分の価値に見合わない安い値段で働き続けることになってしまいます。もちろん、提供できる価値に見合わない法外な金額(詐欺のような価格)で売るのは論外ですが、ずっと安売りを続ける必要はありません。
まとめ:自分の価値に見合った価格設定を
政治や経済の構造的な問題も確かにありますが、私たち自身の「価値観」を変えていかない限り、収入を上げることはできません。
ビジネスに取り組む皆さんは、ぜひ「値上げ=悪」「儲けること=悪」というブロックを外し、自分が提供する価値に自信を持って適切な価格設定を行っていくマインドセットを身につけていきましょう。






