【マインドセット】人生の辛い壁を乗り越える!「運命を宿命として受け入れる」考え方
「どうしても変えられない現実に苦しんでいる」 「過去の出来事を引きずってしまい、なかなか前を向けない」
生きていれば、予期せぬ困難や、自分ではどうにもならない悲しい出来事に直面することがありますよね。そんな時、いつまでも過去に囚われてしまうと、人生が停滞してしまいます。 今回は、苦しい状況から抜け出し、再び前を向いて歩き出すためのマインドセット、「運命を宿命として受け入れる」という考え方についてお話しします。
1. 「運命」と「宿命」の違いとは?
まずは、前提となる「運命」と「宿命」の定義について考えてみましょう。これはあくまで私の中での解釈です。
「運命」とは、後天的なものであり、自分自身の努力や生き方次第で切り開いていける、変えられるものです。 一方で「宿命」とは、例えば自分がどの性別で生まれるか、あるいは生まれつきの身体的な特徴など、先天的に決まっていて避けることができない、変えようのないものを指します。
私たちは困難にぶつかった時、それを自分の力で変えられる「運命」だと信じているからこそ、必死にもがき、「なんとかできるはずだ」と苦しんでしまうことがあります。
2. 苦しみの原因は「過去」や「手に入らない未来」への執着
私自身の経験をお話しすると、約1年前に妻と離婚し、離れ離れになった次男が日本で教育を受けることになりました。私はかねてから子供に海外で教育を受けさせたいという強い思いがあったため、その現実をなかなか受け入れることができませんでした。
「自分の頑張り次第では、また一緒に暮らせるのではないか」という思いが捨てきれず、楽しかった過去や、本来ならこうなっていたかもしれない「失われた未来」にばかり執着していました。 しかし、後ろばかりを向いていては、心は弱気になり、悲壮感に覆われ、人生を前に進めることができません。何かに対する強い執着は、自分自身を鎖で縛りつけ、そこから身動きをとれなくさせてしまう原因になるのです。
3. 「宿命」として受け入れることで執着の鎖は外れる
こうした苦しみから抜け出すきっかけとなったのが、久しぶりに家族と再会し、様々な思いを巡らせた中でたどり着いた「運命を宿命として受け入れる」という気づきでした。
確かに、離婚や離別という出来事自体は、先ほどの定義で言えば自分で変えられる「運命」かもしれません。しかし、「この出来事は、神様のような存在が最初から自分の人生に組み込んでいたシナリオであり、どうやっても避けることのできない『宿命』だったのだ」と捉え直してみたのです。
もし人生をゼロからやり直したとしても、結局は同じ道を辿っていたはずだ。そう考えれば、ジタバタしても仕方がありません。変えられない現実にエネルギーを奪われるのをやめ、ある種の「諦めの境地」に至った時、自分を縛り付けていた執着の鎖が外れ、心がふっと軽くなるのを感じました。鎖を外せば、人はどこへでも自由に歩き出せるのです。
4. 出来事の意味を決めるのは「これからの自分の生き方」
執着を手放し、後ろではなく前を向いてみると、そこには「自由な時間が増えた」「新しいパートナーと出会うきっかけができた」など、これまで気づけなかったポジティブな側面や、楽しい未来がたくさん待っていることに気づきます。
起きた出来事自体は、決して喜ばしいものではなかったかもしれません。しかし、その出来事が自分の人生にとって「良い意味」を持つのか「悪い意味」を持つのかを決めるのは、これからの自分の生き方次第です。 前向きに生きて幸せになることができれば、いつか必ず「あの辛い経験があったからこそ、今の自分がある」と心から思える日が来るはずです。
まとめ:変えられない現実を手放し、今できる最善を尽くそう
人生には、自分の力ではどうにもならない悲しい別れや挫折が必ずあります。 その時、いつまでも過去に執着して「運命を呪う」のではなく、変えられない「宿命」として静かに受け入れること。そして、その状況の中で自分ができる最善を尽くし、一番幸せになれる道を探していく方が、はるかに建設的です。
もし今、あなたが何かに執着して前に進めずにいるのなら、思い切ってその鎖を外してみてください。きっと、新しい人生の扉が開かれるはずです。