【起業のリアル】「ビジネスの延命措置」は本当に相手のためになるのか?コンサルタントが持つべき視点
「クライアントにどうしても結果を出させることができない」 「この人は起業に向いていないのではないかと感じる」
コンサルタントやコーチとして活動していると、こうした壁にぶつかることがあります。 私たちは、ビジネスや人生においてお客様が抱える問題を解決する「お医者さん」のような存在です。しかし、もし目の前のクライアントが明らかに「起業に向いていない」と分かった時、あなたならどうしますか?
今回は、オンラインビジネスにおける「起業の向き不向き」と、無理にビジネスを続けさせる「延命措置」の残酷さについて解説します。
1. 全員を100%成功させることは不可能
大前提として、自分の商品やサービスで相手の問題を解決できないと分かっているにもかかわらず商品を売ることは、論外です。それは単なる自分の利益のためであり、相手の時間とお金を無駄にしてしまう無責任な行為だからです。
また、どんな名医であっても全ての患者の怪我や病気を必ず治せるわけではないように、コーチやコンサルタントも全てのクライアントに100%結果を出させることは不可能です。 どれだけこちらがベストを尽くしても、どうしても結果が出ない、救うことができないというケースは必ず存在します。
2. 起業に向いていない人の特徴とは?
そもそも、世の中の全ての人が起業に向いているわけではありません。 例えば、上司から指示されないと動けない「受け身体質」や「指示待ち体質」の人、そして向上心がない人は、起業には向いていないと言えます。起業家は、何をすべきか自分で考え、自発的に動かなければならないからです。
さらに、自由な時間があってもダラダラと過ごしてしまうような自己管理ができない人や、誰かにやってもらおうとする「他力本願」な人も、特に1人起業の世界で生き残っていくことは難しいでしょう。
3. スキルは磨けても「マインド」は変えにくい
ビジネスのスキルやノウハウは経験を積むことで上達しますが、根底にある「マインドセット(潜在意識や価値観)」を変えるのは非常に困難です。
「とりあえずやってみよう」という思考になれない人に対して、いくらアドバイスをしても、本人が変わろうとしなければ結局行動には移せません。また、「とにかく楽して稼ぎたい」というマインドの人は、甘い言葉に飛びついては騙されることを繰り返してしまいます。 このマインドの土台が整っていない人は、起業してもうまくいくことはほぼないのです。
4. ビジネスの「安楽死」を提案する優しさ
もし自分のクライアントが起業に向いておらず苦しんでいる時、自分の収入のことだけを考えて無理に頑張らせることは、ビジネスにおける「延命措置」のようなものです。変に起業の世界に足を踏み入れさせたことで、より一層の痛みを与え、時間やお金を無駄にさせてしまうかもしれません。
本当に相手のことを思うのであれば、「あなたは起業には向いていないので、サラリーマンとして別の場所で輝いた方がいい」と正直に伝えてあげることも優しさです。 ビジネスの世界をきっぱりと諦めてもらう、いわば「ビジネスとしての安楽死」を提案し、その人が別の道で幸せになれるように後押ししてあげることも、我々コンサルタントの重要な役目なのです。
まとめ:自分に合った場所で輝くことが本当の成功
ビジネスを立ち上げて大きなお金を稼ぐことだけが成功ではありませんし、会社員として幸せになっている人もたくさんいます。 起業にしがみついていると、その人が本来持っている価値や得意分野に気づけなくなってしまうこともあります。
もし、コンサルタントという立場でクライアントと向き合う際には、無理な延命措置を施すのではなく、相手の人生が本当にハッピーになるような選択を提案してあげる勇気を持ちましょう。





